29年度(第19回)助成先実績

平成29年度社会貢献基金助成事業の助成先が決定いたしました。

審査においては、
①社会への貢献度
②発展性・波及効果
③実施体制、活動内容
④計画・費用の妥当性
⑤全互協への寄与
の5つの観点から審査委員会で厳正な審査を行い、下記の11団体を助成先として決定いたしました。
多数の皆様からのご応募大変ありがとうございました。

平成29年度社会貢献基金助成事業者一覧

分野 申請者 テーマ 交付額(円) 備 考
1 研究助成 奈良女子大学 摂関院政期における喪服着用の研究 400,000 日本古代における喪服慣習の特性とそれを形成した社会的背景を、喪服着用の観点から明らかにする。人間にとって喪葬の意味を探求することにより死に対していかに向き合うかを明確にする。摂関院政期(10~12世紀)を対象に喪葬の社会的機能について明らかにする。
鹿児島家族療法研究会 婚姻儀礼におけるコミュニケーションと結婚後の夫婦関係との関連に関する研究 300,000 婚姻儀礼に至るカップル間でのコミュニケーションは新しい家族のとなる準備に重要な役割を果たし、結婚後の夫婦生活においても大きな役割をなす、という仮説の検証。300名の主婦に対するアンケート調査、分析を行う。
2 高齢者福祉 くしろ高齢者劇団 地域の活性化を目指す高齢者劇団と高齢者の交流事業 250,000 少子高齢化が進む中、各家庭での嫁姑の関係が難しくなってきており、芝居を通じてこれからの「嫁、姑」のあり方を提案し、互いに助け合い、認め会う関係を提案していく。
法政大学大学院 CSR研究所 シェアリングエコノミーを活用した高齢者と地域をつなぐ社会参加 1,000,000 高齢者の孤立化に対し、社会参加を促進するに当たり、ICT技術の活用、活動参加が行えるサービスの提供、地域づくりの課題を住民で共有することが必要。そのためにシェアリングエコノミーをツールとして課題を解決するためのICT講座、コミュニティケア講座、地域ライター講座を行う。適切なサポート体制を構築し、高齢者のICT利用率と生活満足度の向上を図る。
3 障害者福祉 特定非営利活動法人 オープンハウスCAN 障がいのある人たちの書道展 150,000 書道展を通じて障害児童・者が自己を表現し、障害児・者の書作品を展示し「障害とは何か」を多くの方々が考える機会を提供し、障害への理解促進する。「書」は個性を表現できるツールであり、いろいろな箇所で書を利用した書道活動を展開する契機とする。
特定非営利活動法人ココロのバリアフリー計画 「認定NPO法人ココロのバリアフリー計画」の応援店の拡大 1,000,000 障害者、高齢者などが車椅子で入れる店や場所が少ない。また東京オリンピック・パラリンピックを契機に多くの障害の持つ外国人の急増が予想されている。そのような課題に対応するため、車椅子に対応している店がわかるようにウエブサイトで情報提供するとともに、車椅子で入れる協力店舗の拡大を行う。
6 地域つながり つるがや元気会 大震災での被害者が、復興住宅等に多く住む、高齢化率が38.6%の鶴ケ谷を元気にする交流事業 500,000 鶴ヶ谷の復興住宅には大震災から避難してきた高齢者も多いことから引きこもりがちな方々が、早く立ち直り、元気になるための交流事業(講座、童謡を歌う会、体操教室、趣味の教室等)を連合町内会、連合老人クラブと連携して行う。
一般社団法人 みつ蛍 「まちを画廊に」 410,000 地域の住民と交流を図るために、趣味の絵画、写真、書道などを地元の商店街や商店に展示する「町を画廊に」を行う。コミュニティサロンの運営は住民、商店街、学校などと連携して、顔の見える地域の活性化を目的とする。
特定非営利活動法人多文化共生リソースセンター東海 「外国の子ども」×「発達障害」支援プロジェクト 1,059,000 外国にルーツを持つ発達障害の子供達への適切な配慮と、個々にあった療育が行われる環境作りのために専門家を中心とした支援プロジェクトを実施。
特定非営利活動法人 つなぐプロジェクト 『商店街に花咲く 賑わい事業』 700,000 商店街のにぎわいを復活させるために商店街有志、商工会と連携して、笠松花火大会において「浴衣の着付け会」を行う。本事業の運営を通じて商店街や町、商工会との横のつながりを強め、商店街の活性化に寄与する。
特定非営利活動法人いちごいちえ 被災者がつなぐ「震災追悼茶会」 1,000,000 被災者の社会参加と地域交流を目指し、被災地(宮城県、岩手県、福島県)において茶会を開催し、若者や高齢者との地域交流を図るとともに、伝統的な茶道の作法の承継を行うもの。
7 冠婚葬祭継承 全日本仏教青年会 全日本仏教青年会世界大会 2,000,000 全日本仏教青年会世界大会を開催し、日本と海外の青年仏教徒の相互交流を通じて次世代のリーダーを育成するためのプログラムを開催し、全世界との仏教青年会との連携を強めることによって、仏教文化の宣揚と世界平和に寄与する。
11団体 合計 8,769000