グリーフケア資格認定制度

グリーフケア資格とは?

「グリーフ」とは、深い悲しみ、悲嘆、苦悩を示す言葉。そして、「グリーフケア」とは、さまざまな喪失と決別を経験した人が、失った(ひと・もの・こと)を丁寧に思い起こし、感謝し、別れを十分に嘆き、大切に憶えつづける心の準備をするために、ケアをする者が心を向け、寄り添い、ありのままを受け入れて、その人たちが自立し、成長し、希望を持つことができるように支援することです。

日本は超高齢社会を迎える一方で、核家族化の進展などから近親者の死を身近に経験する機会、また、死と向き合う機会が減少したと言われています。さらに、伝統的な宗教や地域社会の弱体化により、葬送に対する地域社会からのサポートも減少。悲嘆を抱える人々を支える場、癒しの場が少なくなっており、そのサポートやケアの重要性が高まっています。

死別悲嘆に関わる葬儀業界としては、そうした方々をサポート、ケアするスキルを持った専門家の必要性を痛感し、上智大学グリーフケア研究所の全面監修のもと、一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会と産学一体で「グリーフケア資格認定制度」を2021年6月に創設しました。

この資格は、医療・福祉・介護の現場、災害の被災者支援、事件・事故等の被害者支援、教育の現場など、さまざまな場面で必要とされるグリーフケアを実現する専門職としての能力の証となります。

また、グリーフケア士資格取得者には、今後、より専門性の高い資格である上級グリーフケア士への道が開かれます。


グリーフケア資格制度運用開始にあたって

試験サイト

CBTソリューションズ(株)の受験サポートサイト(外部サイト)
●一般の方
 https://cbt-s.com/examinee/examination/zengokyo_04_1.html
●会員互助会の方
 https://cbt-s.com/examinee/examination/zengokyo_00.html

[資格監修]上智大学グリーフケア研究所

グリーフケアの必要性の高まりを受けて、2009年4月に日本で初めてグリーフケアを専門とした教育機関として設立。2010年4月からは上智大学に移管され、グリーフケアにかかる研究とグリーフケア、スピリチュアルケアに携わる人材の養成を通して、日本におけるグリーフケアの理解・啓発を行い、グリーフを抱える「悲嘆者」がケアされる健全な社会の構築に貢献する事を目的に研究教育活動を行っている。


<制度運営>

一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団
〒105-0003 東京都港区西新橋1-18-12 COMS虎ノ門4F
Tel:03-6273-3930  Fax:03-6273-3935