1.NPO法人チャイルドヘルプラインMIEネットワーク

〇テーマ:

「子ども支援者養成講座」

〇実施内容:

子ども支援者養成講座の実施
(1)チャイルドライン受け手希望者(新規受講者)リアル講座 6日間11講座26時間

日程: 6月27日 「チャイルドラインとは」「子どもたちに性の問題を正しく伝えるために」
7月 3日 「コミュニケーションの体験」「子ども時代に立ち返るワークショップ」
7月10日 「依存症からの回復とエンパワーメント」「いじめ・不登校」
7月11日 「子どもからみたネットメディア」「子ども支援のまちを創ろう~チャイルド
ライン活動に子どもの権利条約を活かす~」
7月18日 「子どもには力がある~子どものエンパワーメントを支えるおとなの役割~」
「思春期外来の現場から」
7月25日 「子ども虐待」「子どもの権利と性~生と性を伝える~」

 場所:アスト津 3階イベント情報コーナー
 参加人数:参加者32人 新受け手登録21人

(2)地域ビデオ講座

日程: 2021年8月28日~2022年3月12日
場所: 子育ち広場∴ドロップin 9回
四日市まんなかこどもステーション 14回
体験ひろば☆子どもスペース四日市 33回
子どもサポート鈴鹿 12回
津子どもNPOセンター 9回
松阪子どもNPOセンター 12回
三重みなみこどもネットワーク 4回
子どもステーションくまの 4回 合計 97回

参加人数:130人

〇事業者のコメント
    子ども支援者養成講座のリアル講座については、三重県内各地から32人の参加があり、11講座26時間の講座を受講しました。その後の面接の結果、21人が子どもの声を受け止めるチャイルドラインの新規受け手として登録し、同年10月より順次、受け手として子どもたちの電話を受けています。
    また、近年、子どもたちのコミュニケーション手段としてチャット等のSNSが多くなっており、電話受信件数は減少しています。今年度1月からは、三重県のみで行っていたオンライン相談から、全国統一のオンラインチャットに三重県として参加し、新受け手も活躍することで子どもたちのニーズに応えることができたと思います。
    地域ビデオ講座は三重県各地で開催され、97回130人が受講しました。参加者は、チャイルドライン受け手・支え手、学校職員、保育士、学童保育支援員、ファミリーサポートセンター提供会員、児童養護施設への学習支援事業サポーター、こんにちは赤ちゃん訪問事業訪問員、つどいの広場事業スタッフ等、子育て中の親、中高生など幅広い分野での子どもの支援者や当事者である子どもたちです。身近な地域で気軽に参加できたことで、子育てに悩む親や、学校などでのいじめや不登校、思春期の性の悩みなどを抱えた当事者が正しい知識を知り、同世代の子どもたち同志が違いを認めることができたと思います。その上「子ども主体」の子ども観を学ぶ機会となり、その当時者が伴走する支援者とともに学べたことは、子どもが受け止められ安心して安全に過ごせる地域が作られ、子どもの権利が保障されることにつながると思います。
    目に見えて変化が表れにくいことではありますが、こういった活動を継続することで、地域や社会が変わっていくと信じています。

    〇掲載資料: